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東京都豊島区の歴史
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所在地 豊島区駒込3-12-8

 旧丹羽家腕木門
 旧丹羽家の門は、腕木と呼ばれる梁で屋根を支える腕木門と呼ばれる形式で、簡素な構造ですが格式のある門です。
 この門の建築年代を明らかにする記録はありませんが、言い伝えによれば、染井通りをはさんで向かい側にあった津藩藤堂家下屋敷の裏門を移築したといわれています。
 当所の部材と考えられる親柱には和釘が使用され、風蝕もかなり進んで木目が深く浮き出ています。また、都内の類例と比較して大名家の裏門として使われても不思議はない規模と構造といえます。解体工事の過程で墨書が発見され、弘化4年(1847)、嘉永6年(1853)、安政6年(1859)の3回修理が行われていたことが判明しました。少なくとも建築年代は弘化4年以前ということになります。
 この門が丹羽家の所有になった年代ははっきりしていませんが、当時は、染井通りに面して建っており、丹羽邸内に移築した時と、染井通り側にマンションを建てるため現在地に曳屋(建物を解体しないで、そのまま場所を移動させること)した時の少なくとも2回移動しています。また昭和10年(1935)の主屋の増改築とあわせて門の屋根を、柿葺き(こけらぶき)(薄い木片を重ねて敷きつめた屋根)から瓦葺きに葺き替えたといわれています。一方、親柱、冠木、袖戸、両開き扉などは杉で当所からの部材と考えられ、板扉に見られる技法から、建築当時の姿を概ね残しているといえます。
 江戸時代の腕木門としては区内で唯一の事例であり、植木の里・駒込の歴史を物語るシンボル的存在として長年地域の人々に親しまれています。
 このように、染井の植木屋として活躍した旧家の遺構である旧丹羽家腕木門は、豊島区における貴重な文化遺産であることから、平成19年(2007)8月3日、豊島区指定有形文化財になりました。








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