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東京都豊島区の歴史
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所在地 東京都豊島区池袋3-1-6

曹洞宗
 瑞鳳山 祥雲寺しょううんじ



 祥雲寺は後北条氏の重臣江戸城主遠山隼人正景久によって、永禄7年(1564)に江戸城和田倉門内に駒込吉祥寺の末寺として創建されたのが始りで、開山は吉祥寺安充和尚である。当初は景久の室(北条上総介綱成の娘)の菩提所として法号にちなみ浄光院と称し、永禄7年(1564)に戦死した景久の法号から瑞鳳山浄光院と号した。



 天正18年(1590)後北条氏滅亡にともない遠山氏も退転したため、しばらく吉祥寺の隠居所となり、神田台(駿河台)、小日向金杉、小石川戸崎台と移転した。
 寛永6年(1629)に信州松本藩主戸田氏が壇越となり、数度の火災の復興に際しても多大な尽力をした。宝永6年(1709)、5代将軍徳川綱吉の死により御台所が落飾して浄光院殿と称したのち憚かり、戸田氏最初の壇越康長の法号により瑞鳳山祥雲寺と改号した。




 当地への移転は明治39年(1906)であり、重宝類は昭和9年(1934)の火災に焼失した。現在の本尊の薬師如来は胎内銘によれば、天正17年(1589)の造立になるという。墓地には戸田家代々の墓、酒豪として知られた三浦樽明、首切り浅右衛門の7代山田浅右衛門などの墓がある。
  昭和56年(1981)3月 東京都豊島区教育委員会



 祥雲寺境内には『梟碑』があります。
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